動悸

更年期の動悸について

特に運動をした後でもないのに急に胸がどきどきしたり、寝ている時胸が急にどきどきしたりすることはありませんか?もしかしたらそれは更年期によるものかもしれません。更年期の動機が起こる原因とその対処法についてまとめてみたいと思います。

更年期の動悸の特徴

更年期に起こる動機の特徴は「急に胸がどきどきする」「寝ている時に突然動悸が起こる」「突然脈が早くなる」などが挙げられます。このように、更年期に起こる動悸は「これといったきっかけもなく起こる」という特徴があります。

また、緊張している時や、悩み事があるときに起こりやすい傾向もあると言われているので、疲労やストレスをためないことが重要であると言えます。

なぜ更年期には動悸がおきるのか?(原因)

不意に起こる動機はとても不快なものですよね。どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?そのヒントは「脳の視床下部」にあります。

脳の視床下部によってコントロールされている女性ホルモンのエストロゲンは、20~30代にかけて安定して分泌されていますが、卵巣は加齢とともに機能が衰えるため、エストロゲンの分泌量がだんだんと減少してしまいます。

卵巣の機能低下に伴う女性ホルモンの減少であるのに、視床下部は「女性ホルモンが減少した」という認識から性腺刺激ホルモンを出し続け、パニックに陥ってしまいます。

この結果、自律神経のバランスまで崩してしまいます。心臓の拍動や呼吸などをコントロールしているのは自律神経なので、この乱れにより動機や息切れといった症状が起きてしまうのです。

更年期の動悸の対処法は?

急に動機が起こると不安になりますよね。何か疾患がある場合の動機とは異なり、更年期に起こる動機にはいくつかの対処法があります。先ほどもお話ししたように、更年期の動機は自律神経の乱れから生じます。ですから、自律神経のバランスを整えることで、そういった症状を緩和させることができるのです。

きちんと体を休ませる

疲労の蓄積や睡眠不足により、動悸が起こりやすくなってしまいます。いわゆる更年期にあたる年代は、様々な分野で多忙となる時期ですが、そういう時こそきちんと休息をとることが大切になります。無理をせずに、しっかりと体を休ませる時間を作りましょう。

ストレスをためない

ストレスがたまってしまうと動悸の症状が起こりやすくなるだけでなく、症状を強くしてしまうこともあります。一人で悩まずに誰かに話すなどしてうまく解消しましょう。

自分の好きなことをしたり、体を動かしたりすることで気分転換をはかるのもおすすめです。また、専門家のカウンセリングをうけるのもひとつの方法です。

深呼吸をしましょう

動悸の症状を感じたら、あわてずにゆっくりと深い腹式呼吸をしてみてください。呼吸を整えリラックスすることが症状の緩和に繋がります。

自律訓練法をする

自律訓練法とは、自律神経のバランスを整えるトレーニングです。自律神経は、交感神経と副交感神経のふたつがあります。交感神経は心身の活動を活発にする神経で、緊張状態や興奮状態の時に活発に働きます。

反対に副交感神経は、心身をリラックスさせる働きをもつ神経で、休んでいる時や睡眠時に働きます。過度のストレスや強い緊張状態になると、交感神経が活発に働きすぎて心身が疲弊してしまい、ふたつの神経のバランスが崩れてしまいます。健康な生活を送るためにも、このふたつの神経のバランスをとることが大切です。

自律訓練法のやり方

自律訓練法は、気持ちを落ち着けるというトレーニング(背景公式)から始め、6つの公式トレーニングを行ない、最後に消去動作を行ないます。すべての動作をおこなうには15~20分程度の時間を要します。毎日1~2回行なうのがおすすめです。

自律訓練法は、ベルトや時計、眼鏡などの体を締め付けるものは外し、背もたれのある椅子に姿勢よく座って行ないます。(あおむけに寝て行っても構いません。)また、暗く静かな場所で行なってください。

うつ病や統合失調症、糖尿病、消化器の疾患がある人は、医師に相談をしてから行なってください。

①背景公式
心の中で「気持ちが落ち着いている」とゆっくり繰り返します。
②第1公式 両腕、両脚に重みを感じる
1.利き腕に意識を向け、「利き腕(利き腕が右なら右腕)がとても重たい」と心の中でゆっくりと繰り返します。
2.反対の腕も同様に行ないます。
3.右脚に意識を向け、「右脚がとても重たい」と心の中でゆっくりと繰り返します。
4.反対の脚も同様に行ないます。
5.両腕,両脚が重いことを感じてください。
③第2公式 両腕、両脚に温かさを感じる
1.利き腕に意識を向け、「利き腕(利き腕が右なら右腕)がとても温かい」と心の中でゆっくりと繰り返します。
2.反対の腕も同様に行ないます。
3.右脚に意識を向け、「右脚がとても温かい」と心の中でゆっくりと繰り返します。
4.反対の脚も同様に行ないます。
5.両腕,両脚が温かいことを感じてください。
④第3公式 
腕に意識を向け、「心臓が静かに打っている」と心の中でゆっくりと繰り返します。
⑤第4公式
呼吸に意識を向け、「自然に楽に呼吸している」と心の中でゆっくりと繰り返します。
⑥第5公式
おなか、胃のあたりに意識を向け、「おなかが温かい」と心の中でゆっくりと繰り返します。
⑦第6公式
額に意識を向け、「額が心地よく涼しい」と心の中でゆっくりと繰り返します。
⑧消去動作
1.ゆっくり目を開けます。
2.手を前に出し、力を入れてグーの形にします。
3.勢いをつけてパーの形に開きます。
4.2と3を何度か繰り返します。
自律訓練法を寝る前に行なったときは、最後の消去動作は行ないません。

まとめ

いかがでしたか?更年期に起こる動悸の原因は、脳の視床下部が起こすパニックによって自律神経のバランスが乱れたことによるものであることがお分かりいただけたでしょうか?

なんのきっかけもなく急に起こることが多いため心配になってしまうと思いますが、自律神経のバランスを整えることで症状を緩和させることができますので、自分の体を労わって、疲れやストレスをためないように気を付けて生活をすることを心掛けてくださいね。

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